「新年もツーブロックを整えて、スッキリした一日を始めよう」
僕はそんな軽い気持ちで、いつものルーティンに取りかかる。
まずは揉み上げ部分からカットを始めようと、バリカンを耳の横へ。
その時だった。
「ん? なんだか刈り心地が違う……」
一瞬の違和感。けれど、頭の中ではまだ「いつも通りだろう」と思いこんでいる。
次の瞬間、いきなり髪の毛が“ザッ”という音とともに消える感覚が走った。
「え、待って? なんか短すぎる……」
目をやると、揉み上げ部分の髪が完全に消えていた。それこそ 0mm と言っていいほどの潔い刈り上げ具合。
どうやらバリカンのカバーを付け忘れたらしい。
もともとは6mmくらいの長さにするつもりが、いきなり丸刈り寸前の長さにしてしまった。いや、「長さ」ではなく「無」かもしれない。
さすがに一瞬「これはヤバい…」と頭を抱える。
けれども、よく考えてみれば、もう後戻りはできない。
「ならば、もういっそこのスタイルを楽しんでしまえ!」
ここで開き直れるのが“自由な暮らし”を謳うNOCOVETI代表たるものだ。
前から見ると、片側だけビシッと刈り上げられたツーブロック。
アンバランスと思いきや、鏡をじっくり覗くと意外と悪くない…かもしれない。
むしろ、これまでにない大胆なイメージチェンジ。
新年の集まりに、案の定「どうしたの!?」と笑いと驚きの声が飛び交う。
しかし、僕の返事は決まっている。
「これが俺流の“新ツーブロック”さ。もうちょっとでスキンヘッドだけどね!」
そう言って大笑いしてみせると、いつの間にか周囲も一緒に笑いはじめる。
何も隠す必要はない。だって、失敗は新しい気づきをもたらしてくれる貴重なチャンスだ。
改めて、ハプニングも含めて受け止められる心の余裕こそが、僕にとって“自由な暮らし”の象徴なんだと思う。
ツーブロックが少し極端になっただけで、心までは乱されない。
むしろこうした予想外の展開こそ、普通の日常にちょっとしたスパイスを与えてくれる。
そんなふうに考えたら、鏡に映る自分の姿がとても誇らしく見えた。
いつかまた髪は伸びるから、これはほんの一時のドキドキ体験。
だとしたら、もっと思いっきり楽しんじゃおうじゃないか。
カバー無しのバリカンが生んだ、まさかの“新ツーブロック”。
今では、鏡を見るたびに「自由」ってこういうことかもしれないなと思うのだ。
—以上、NOCOVETI代表からの、思いがけないヘアスタイル奮闘記でした。
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